たとえば、ブラッキーとクラプトン 僕らが恋した伝説のギターたち
人生いろいろ、ギターもいろいろ…ギタリストと愛器の‘馴れ初め’を全27話収録!ブラッキー、ルーシー、ルシール、レニー、フランケンシュタイン、レッド・スペシャル......これらの名前はすべて、とあるギターに与えられた愛称です。
そのギターたちは、著名なギタリストの相棒として、数々の名演、名作の瞬間に立ち会ってきました。
たとえば、本書のタイトルにもなっているエリック・クラプトンの ‘ブラッキー’。
複数本のビンテージ・ストラトキャスターから組み上げられたといういわく付きのギターですが、73年『レインボー・コンサート』で初登場して以来、『スローハンド』(77年)などの代表作、79年の日本武道館公演『ジャスト・ワン・ナイト』などの要所で使用され、引退して数十年がたった今も僕らの脳裏に焼き付いています。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンが妻と同じ名前を与えたという ‘レニー’、ブライアン・メイが家の暖炉から切り出して製作したという ‘レッド・スペシャル’、B.B.キングが失敗から得た教訓を忘れないようにと名付けた ‘ルーシー’など、人生にいろいろな出来事があるように、ギター1本1本にもいろいろな運命があります。
本書では有名ギタリストと伝説的な1本の‘馴れ初め’を、全27話にわたって紹介します。
※本書は、2007年?2009年にギター・マガジン・ウェブで執筆されていた『GENTLY WEEPS ギターとアルバムを巡る物語』(細川真平コラム)に書き下ろしを加え再編集したものです。
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