色―それは人類にとって常に重要なものであり続けたツールである。<br />生命の歴史のなかで、「色彩認識」はなぜ、どのようにしてヒトにもたらされたのか。<br />‘複雑な目’への進化を、さまざまな角度からみつめるとともに、古今東西、時の権力者、貴族社会、大衆文化が創りあげてきた様々な「色のイメージ」を豊富なエピソードで綴り、そこに秘められた欲情、見栄、狂気といった人間心理の深淵を読み解く。<br />「色彩心理」の新たな楽しみをご案内!