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投資型医療 医療費で国がつぶれる前に

糖尿病に1.2兆円。
人工透析に1.6兆円。
骨粗鬆症骨折に1兆円―。
じつは、健康なあなたも払っています。
自分も家族も健康そのもので、医療の世話になることはほとんどない――そうした人たちにとっても、医療の「これから」は他人事ではない。
皆保険という制度では、医療を使う使わないに関係なく、保険料を支払わなくてはならないのだ。
つまり社会全体の負担はあなたの肩に、いや財布に重くのしかかっている。
医療は病気があるから生まれたのではなく、健康を損なわないために生まれた。
医療が病気を治すためにあるのか、病気から守るためにあるのか、この違いは大きい。
本書を読んで、ぜひ健康のケアそのものを目的とする「投資型医療」への転換を考えてほしい。
それが必ず大きな力となって、やがて社会を変えていくのだ。
※本書は『僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない』(2013年小社より刊行)を改題・再編集したものです。




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