1日を2倍に使う! すごい時間術
松本幸夫氏は、年に100回くらいタイムマネジメント・仕事術をテーマに研修・講演を行っている。
また、ここ6、7年は同じテーマで本も10数冊出してベストセラーになった。
「時短」「ノー残業」などが時流の中で、「ニーズが多いテーマ」なのだということはよくわかるが、松本氏は反省している。
それは、あまりにも効率化一辺倒で説きすぎたために、「効率化そのもの」が目的になってしまった感があることだ。
そして、それは研修の受講者や読者にも伝染している。
「仕事を効率化すればいい」、「残業時間を減らせばいい」と。
ムダな効率化があれば、もう一方に役立つ効率化というものがある。
このやり方が、本書のテーマにもなっている。
つまり、仕事をサッと終えてしまう作業スピードを上げること。
そしてスピードのみならず上手な「段取り力」を身につけること。
そして、「仕事の手順」であり、「組み合わせ」だ。
段取り力がなければ、ただスピードを上げて仕事をしたところで、「あっ、やり直し」などとなって、かえって時間がかかってしまう。
また、単に時間が空いたところに新たに仕事を入れこんでしまえば、‘魔のサイクル’に陥りかねない。
だが、「効率化が目的」「タイムマネジメントが目的」というのはおかしいのだ。
それはあくまでも手段にしかすぎない。
その先にあるものが本当の目的だ。
つまり、なぜ効率化するのか? 何のためのタイムマネジメントなのか、を考えなければならない。
本書では、その点について突っ込んでいる。
「効率化に先立つもの」「タイムマネジメントの究極の目的は何か?」が、本書の中ではっきりしていくだろう。
その上で、●優先順位のつけ方がよくわからない●スケジュールはどう立てるべきか●スキマ時間を有効に使いたい●時間ドロボウをなくしたい など、「効率化」するための具体的なテクニックがすべて本書で理解できる。
松本氏も常に「中身の進化」を心がけている。
同じテーマ、似たテーマであっても、「最新版」を読者に届けたいと願っている。
また、年100回は行なっている「タイムマネジメント研修」の受講者にはとても感謝しているという。
彼らの生の声もヒントになり、本書にはその最新の考え方や理論が盛り込まれているからだ。
だから、本書は、時間術・仕事術の中での松本氏の「最新エッセンス」が詰まっている。
「タイム・イズ・ライフ」。
本書を読むことによって、いい人生があなたに訪れる。
更新中です。しばらくお待ちください。