COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

シャイな自分を味方につけて人生をもっとお気楽にする10日間トレーニング

あがり癖は、あなたが「誠実」だからと松本幸夫氏は指摘する。
実は、松本氏は、以前人前に出ると顔が赤くなってしまい、しどろもどろの「超あがり症」だった。
しかし今では、毎日のように20人、30人、時には200人位の前で話をするのを仕事とし、しかも‘楽しく’やれているという。
昔、話術の名手といわれラジオでも活躍した、徳川夢声という人がいた。
彼は、「話し方のコツは‘間’の取り方にある」と説いた。
「何を話すのか」ではなく「何を話さないか」。
つまり、「話さない」ことが大切なのだと語った。
松本氏も、ドギマギして会話の間をつくってしまうのが恐怖だったという。
言葉に詰まり無言になると、「あの人緊張してしまっている」「黙っちゃって変だな」などと人に思われてしまうのではないかと悩んだ。
だが、本当は間や沈黙は悪いことではない。
もしも、ペラペラと話ができたとしても、「この人とても思慮深い」、「誠実な人」、「落ち着いている」とは思われないだろう。
少々沈黙したり、話の途中に間があったり、ドギマギしている様子のほうが、相手に「好感」をもたれるもので、慎重、誠実、思慮深い、親しみやすいというイメージがつきやすい。
方言で話すことも同じで、自分の土地の言葉でじっくりと話せば、それがその人の「味」となり、人から好意的にとられる場合が多い。
あなたがドギマギしたとしても、それが好印象につながる。
そう思ったなら少しは安心して話ができるのではないだろうか。
だから、「ドギマギ・あがりは悪いことだ」という思い込みをぜひ改めてもらいたい。
現実にはうまくいかないことが多く、結果、いつものようにあがってしまう。
盲点は、「現状を知る」ことをおろそかにしているか、まったく考えていないことにある。
つまり、当てはまるケースと、そうでないケースがあり、「現状」をしっかりつかまない限り適切な対処法が「処方できない」というのが正しい。
だから、「聴衆をニンジンだと思うこと」によって、堂々と話せる人もいる。
孫子の兵法の中に、「彼(敵)を知り己を知れば百戦危うからず」とあるように、まず己を知ることが、あがりをやっつけるためには不可欠なのだ。
あなたがそんなプロをめざすのなら、いくらでも力になりたいし、まったくその気がないとしても、どうしたらドギマギせずに堂々と自信をもって、言いたいことを言いたいときに伝えられるか、本書が必ず手助けとなるだろう。




ユーザレビュー
  • 0
  • 0
  • 0



実用書
©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.