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仕事で疲れたら1分間だけ読む本

「会社を辞めたい」と思ったことがある人、79%。
これは、松本幸夫氏が、2009年に入って研修受講者1000人にアンケートした数字だ。
これを見て、あなたはどう思っただろう?「やっぱりなあ」と共感しただろうか。
「そんなにかあ」と驚いただろうか。
どちらにしても、続いてこうつぶやいたに違いない。
「でも簡単には辞められないよ。
現実は厳しい」と。
辞められない中で、仕事に疲れ、会社に嫌気がさし、自分自身に煮詰まっている。
そんな人が100人中79人、つまりサラリーマンの大半を占めているということだ。
では、私たちはどうすればいいのだろう。
松本氏は、少々乱暴だが、こんな言葉を贈る。
「さあ、ここから出て行こう。
生きるためにな。
ここから動かない人問は2種類だけだ。
もう死んだ人間と、これから死ぬ人間だ」 これは、第二次世界大戦最大の作戦といわれるノルマンディ上陸戦で最悪の死亡率を記録したオマハ・ビーチで、連合国のある指揮官が、ドイツ軍の激しい射撃に臆する部下を鼓舞した言葉だという。
われわれは、辞められなくとも、とにかく行動をしなければならないのだ。
でなければ人間として生き延びられない。
でも、どう行動すればいいのだろう。
松本氏は、人材育成やタイムマネジメントなどのビジネスコンサルタントとして、のべ15万人以上のビジネスパーソンに接してきた。
そして最近、そこから「できる人間の法則」を見いだした。
それは、「多様なビジネススキルを持つこと」でも、「上手な転職」や「強力な人脈」でもなかった。
「どんな状況にあっても自分自身のケア(手当て)ができること」だったのだ。
パッと立ち直れる回復力があるということである。
心を安定させる小さな工夫を欠かさないということだ。
人間関係に傷つく弱さがあっていい。
上司と衝突する意地も結構だ。
自己嫌悪に陥る迷いがあってもかまわない。
ただ、「できる人」は、傷ついたり、ぶつかったり、迷ったりした時に、必ず自分を手当てしている。
そして、心をこまめに回復させている。
それに対して、できない人は、自分を放置したまま突き進む。
そしてストレスをため、能力が発揮できなくなり、疲れ果てて大事な決断を誤るのだ。
松本氏のモットーは、「簡単にできないことは意味がない」である。
誰でも、いつでも、すぐに使える方法こそが大事だと思っている。
その見地から、1分間もあればできる努力不要の自分ケア方法を集めたのが本書だ。
また、松本氏は、心と体はつながっていると思っている。
心を癒すには体を刺激すべきだし、体の疲れを取るには心に働きかけるべきだと考えている。
ぜひ、本書の方法を気軽に実践してほしい。
がまんして毎日暗い気持ちで生きるのをやめよう。
いきなり爆発してスピンアウトするのも賢明ではない。
こまめに自分をケアしながら、一歩一歩進んでいこう。
いつかは好機がくる。
そのうち自分が育ってくる。
明るく希望をもって、この時代を乗り切っていこう。
そして、成功への扉を開いてもらいたい。




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