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話ベタでも10分、ラクに話せる85のルール

本書は、明るい気持ちでうまく話せるコツをたくさん集めたものだ。
「話すのは気が重い」「本当は発言したくないんだけど」という人に読んでほしい。
スーッと心身が軽くなり、びっくりするほどうまくしゃべれるようになる。
松本幸夫氏は、極度のあがり症だった。
話術以前に、しゃべること自体が嫌いだった。
当時の松本氏より話ベタな人は、読者に一人もいないはずだ。
松本氏は、貧しい家に生まれたから人一倍お金持ちになりたいと思い、努力した。
そして気づいた。
うまく話そうとするから、うまく話せない。
自分なりに話せばいいと思えば、あがることなく、内容や気持ちを過不足なく伝えられるようになる。
現在、松本氏は、会社の研修講師として、毎日のように日本のどこかで人前に立って話している。
それができるのは、相手に余計な神経を使わなくなったからだ。
「無神経ほど強いものはない」と勝海舟が『氷川清話』で言った通りなのだ。
スキルや技術は重要ではない。
「こうすればラクな気持ちで話せる」というポイントを知ることだ。
そうなれば「絶対口ごもる」と思い込んでいても、最初の一言がサッと出るだろうし、十分間は話が続く。
そこまで流れができれば、あとは大丈夫。
社会生活では、同じ相手と何度も会話することになる。
言い負かしては、あとがやっかい。
その場だけとりつくろっても、化けの皮がはがれる。
「自分なりに」が一番なのだ。
研修で接する人の中には、感心するほどリラックスして話す人がたくさんいる。
松本氏は、勝手に「昔は話ベタだったんだろうな。
だからうまくなれたんだ」と憶測し、自分の「話し方ルールブック」に1行、その人のいい点をメモする。
そうして、そのメモが、1冊の本になるくらいたまり、まとめたのが本書だ。
会議やプレゼン、面接、スピーチ、セミナーなど人前で話すのが「嫌だなあ」と思う時、30秒程ですぐ克服できるようなコツを選んで、紹介している。
例えば、人間は「心身一如」だ。
心を整えるには体を整えればよく、体を変えるには心を変えることから入る。
だから、心理的な要素がからむ血や気、重心を下げるには、体をジャンプさせればいいのだ。
大勢の人の前で話す時のコツは、松本氏の講師体験から抜き出し、コラムとしてつけ加えた。
自分に向きそうなものから試してみよう。
話術で重装備した弁舌より、力の抜けた自然体で話すほうが、自分も相手もラクなことを実感できるだろう。




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