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アメリカ、中国、そして、日本経済はこうなる

二〇〇七年までの世界同時好況は、アメリカの家計が年百兆円単位で借金を増やして世界の需要を一手に引き受けてきた。
しかし、二〇〇八年を堺に状況は大きく変わった。
現在のアメリカ経済は、簡単にいえば二極化が広がっている。
ウォール街に活況がもどり、地方経済がガタガタになっている状態だ。
いまのアメリカを支えているのは、公的資金注入の政府支出だけだ。
だから、二番底、三番底はいくらでもあるだろう。
中国はどうか。
中国も政府が五十四兆円規模でお金を出して、公共事業でもっているという状態だ。
これは九〇年代の日本と同じだが、この先の展望が見えない。
それではどうするのかといえば、いまをしのぐことができれば、いずれアメリカが回復するだろうと思っている。
では、日本経済はどうなのか。
わかりやすい例を引けばこうだ。
給料を百万円もらったとすると、それを全部使ったら、それは回り回って企業が個人か誰かの所得になる。
ところが、百万円のうち十万円を貯蓄してしまうとその分は誰の所得にもならない。
その結果、現金・預金が貯まっているというのが、いまの日本の現状だ。
つまり、フローである所得が増えないで、財産ばかりが貯まってしまうという守り志向に入っている。
もう一つは、デフレが続いているので物価が下がり、企業の売り上げが今後下がっていくということで、給料が上がらない状態が続く。
だから、デフレの克服こそが、最大の課題なのである。




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