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アメリカ白人の闇

予想を裏切って、ドナルド・トランプ氏が次期アメリカ大統領に選出されてから早1カ月。
アメリカを良く知る人々はなぜ、選挙結果を読み間違ったのか。
『アメリカ人の本音』の著者、マックス・フォン・シュラー氏が、誰がトランプ氏を支持したのか、明快に解説している。
それは、絶対優位が崩れ去り、自分たちの知る良きアメリカが失われていくことに危機感を抱いたアメリカ白人層だった。
マイノリティを守る名目で国家を破壊していく偽善者の白人左翼、自分たちと違う者は徹底排除するキリスト教原理主義者の白人右翼、いまだ虐げられていると恨む黒人コミュニティ…。
アメリカ社会の奥底に渦巻く憎悪と我欲が、一触即発でアメリカを内戦へと引きずり込むと著者は言う。
本書を読むと、日本人がアメリカに対して抱いている自由の国、すべての人にチャンスがある国というイメージはガラガラと崩れ去るだろう。
意外なことに、日米関係は、クリントン氏が大統領になるより良かったという著者。
ただし、日本側も変わることが要求される。
日本はどうあるべきか。
日米両国をよく知る著者からの提言!著者紹介マックス・フォン・シュラー(Max von Schuler)牧師。
歴史研究家。
親日家。
1956年2月22日生まれ。
父はドイツ系、母はスウェーデン系のアメリカ人。
1974年岩国基地に米軍海兵隊員として来日。
その後、日本 、韓国で活動。
退役後、国際基督教大学で政治学を学ぶ。
役者、コメンテーターとしても日本で活動。
「日出処から」代表講師。
日米両方を知る立場から、日本人にアメリカ人の本音を知らせることを、自らの使命の一つとしている。




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