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靴下バカ一代 奇天烈経営者の人生訓

「一生一事一貫(いっしょう・いちじ・いっかん)」という言葉があります。
一生を通じて、一つのことを貫き通すという意味です。
タビオ株式会社の創業者である越智直正氏は、15歳のとき大阪の靴下問屋で丁稚奉公を始めました。
靴下問屋に入ったのは‘たまたま’だったのですが、「音楽家や絵描きが自分の思いを形にしたら楽譜や絵になる。
靴下には靴下屋の心や精神が表れるんや。
靴下だと思うな、自分自身やと思え」という、奉公先の大将の言葉をきっかけに、靴下づくりにのめり込んでいきました。
それからは、寝ても覚めても靴下。
周囲からは「会長は靴下のことになると人格が変わってしまう。
度が過ぎる、変や、奇天烈や。
まるで靴下を作るサイボーグや」とまで言われる越智氏。
今もなおメード・イン・ジャパンにこだわり、生涯最高の靴下を作るべく、越智氏は靴下づくりに日々執念を燃やしています。
本書は、そんな越智氏が商品に注ぐ尋常ならざる熱情を語りながら、経営の王道を説く1冊です。




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