モビリティー進化論 自動運転と交通サービス、変えるのは誰か
2030年の自動車産業はこうなる!進化の方向性を新たな視点で提示現在、自動車産業は100年に1度の大変革期にある。
世界の自動車産業は今後、どのように進化するのか。
進化のけん引役になるのは、「自動運転」と「次世代型モビリティーサービス」である。
将来の無人運転を視野に入れた自動運転技術と、カーシェアリングやライドシェアリングなどの次世代型モビリティーサービスが融合することで、自動車産業の姿は大きく変わる。
それは、クルマの価値が「所有」から「使用」にシフトするという使い方の変化にとどまらない。
クルマを開発・生産することで利益を得るという現在のビジネスモデルが、根本から崩れる可能性を秘めている。
日本の自動車産業は、不連続で急激な変化への対応が苦手であると言われる。
しかし今後は、自動運転や次世代型モビリティーサービスの動向に注意深く目を凝らし、その変化に備えることが求められる。
2030年の自動車産業の姿を予測するのは非常に難しい。
言い換えれば前提条件の置き方によって、自動車産業の将来像はどのようにでも描ける。
本書では、自動運転技術と次世代モビリティーサービスに焦点を当て、それらの普及シナリオの描出と、既存事業へのインパクトの評価を試みた。
具体的には、各国における前提条件をできる限り多面的に考察し、その違いを踏まえた形で、新たに生まれるサービスの普及シナリオを骨太、かつできる限り詳細に描いた。
さらに現在の自動車産業へのインパクトを評価し、変化への対応策を提言した。
自動車産業に携わる方にとって必携の一冊である。
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