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北の200万都市 生らサッポロ 豪雪メガシティの挑戦

150年前に荒涼とした原野に突如出現した計画都市札幌。
2020年に197万人にまで達した大型都市も、新型コロナで潮目が変わった。
多数訪れていた外国人観光客はほぼゼロになり、札幌は都市計画の見直しを余儀なくされた。
本書は2020年より、日経北海道面に連載されてきた「北の200万都市 生らサッポロ」を再構成し、アップデートしたもの(「生ら」は英語のvery(とても)の意)。
若手記者がフレッシュな目で見た札幌をレポートする。
なかなか200万人に届かなかった札幌に、人口増の目が出てきた。
コロナの影響もあり、若手を中心に道外から札幌への移住が目立ってきた。
市内のど真ん中に住まなくても、30分も離れれば温泉やスキー場などが存在。
市内にはテレワークの施設が増えたり、環境も整いつつある。
世界で活躍する起業家も増えつつある。
閑古鳥がなく観光業界にも、新たな試みが起きている。
3つもあった観光協会が協力する姿勢がみえる。
これまで札幌中心部と、近郊の定山渓温泉に宿泊して夜はすすきので食事しようとすると、別のキャンペーンに申し込む必要があった。
利便性を高めようと一枚岩になる動きは続く。
外資ホテルの誘致にも動く。
冬は夏に比べて宿泊客が半分になることが、デベロッパーが二の足を生む原因だった。
札幌からニセコなど周辺観光地へのアクセス向上に努め、札幌の魅力を高めようと試みる。
激変したコロナ後の札幌のトリセツは、全国の地方都市・読者にとっても参考になる一冊。




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