九十三歳で死去するまで、現役の指揮者としてタクトを振りつづけた巨匠・朝比奈隆。<br />自ら「長生きこそ、最高の芸術」と言い切り、存在そのものが日本のオーケストラ史であった生涯。<br />その光と陰を描く決定版評伝。<br />第二六回織田作之助賞大賞受賞作