一九四一年、日米交渉の最中に「ハル・ノート」を突きつけ、日本に対米開戦を決意させたことで知られるハルは、「国際連合の父」としてノーベル平和賞を受賞した、戦後体制の樹立者でもあった。<br />十二年にわたり国務長官としてルーズベルト政権を支えた外交官が綴る国際政治の舞台裏。<br /> 〈解説〉須藤眞志。<br />