今日の社会は、家事から宇宙計画にいたるまで、「企画」が要求されている。<br />産業界でも、学会でも、いまほどあたらしい「企画」が切実にもとめられている時代はない。<br />「企画」とはとりもなおさず、知的冒険ということであり、その冒険から未来が拓けてゆく。<br />その能力を「企画力」とよぶのである。<br />では企画の構造とはどういうものなのか。<br />イメージ、勘とひらめきから主題の設定、企画の現場での与件の検討、調査、実験計画、企画をたてる段どりなど、個人レベルから集団レベルまで、その全容を解明する。<br />