リーマン・ショックを皮切りに、世界を揺るがした金融危機。<br />それはアメリカ経済覇権の終焉と、来たるべき米中逆転の予兆なのか――。<br />本書は、戦後の世界経済をめぐる興亡を「経済覇権」という視点で読み解く。<br />アメリカ覇権の下で出発した戦後の国際経済秩序は、アメリカの衰退と日本の挑戦、そして中国などBRICS諸国の躍進を経て、米中が勢力伯仲する時代に入りつつある。<br />この難局に日本がとるべき針路を探る。<br />