御製、会見、側近の証言など多岐にわたる貴重な資料をもとに、その八十七年の生涯を辿りながら、「昭和の意味」を浮き彫りにする。<br />日本という国、天皇という存在の全体的意義を、菊池寛賞受賞の著者が改めて問い直す。<br />