「玉や玉屋」とさぼん玉売り、石見銀山鼠取り。<br />季節の雛売り、朝顔売り。<br />鍋釜直す鋳掛屋など。<br />棒振り商いから大店、大道芸に至るまで、江戸の町はあらゆる商売で賑わっていた。<br />江戸っ子たちの売買は軽快な掛け合いで、時に人情が溢れでる。<br />気の利いた川柳や流行の小咄が当時の活気を今に伝える、読めば江戸の日常が脳裏に蘇る楽しい一冊。<br />