長い眠りについていた城郭が、ふたたび戦場となる時が来た。<br />外国船からの防備のために五稜郭や品川台場など、西洋式の要塞が建造される。<br />幕長戦争から戊辰戦争にかけては、小倉城や姫路城、そして会津若松城などが砲火に晒された。<br />さらに維新後は士族の反乱や廃城令により、萩城、熊本城などが失われてゆく。<br />全国約40の城郭と要塞が辿った運命を描き、日本人にとって「城とは何か」を考察する。<br />古写真多数掲載。<br />