嵯峨侯爵家に生まれた美貌の姫君・浩。<br />軍部の政略から満州国皇帝弟の溥傑に嫁ぐが、終戦後は夫と離ればなれになり次女を連れて混乱する大陸を流浪。<br />帰国してからは物資不足の苦しい生活、そして長女の死……。<br />日中のかけはしとして、激動の人生を生きぬいた、ひとりの女性の自伝的昭和史。<br />