有権者が選挙を通じて政治家を選び、政治家が政策決定を行う。<br />これが代議制民主主義の仕組みである。<br />議会の発展、大統領制と議院内閣制の確立、選挙権の拡大を経て定着したこのシステムは、第二次世界大戦後に黄金期を迎えた。<br />しかし、経済成長の鈍化やグローバル化の影響を受け、今や世界各国で機能不全に陥っている。<br />代議制民主主義はもはや過去の政治制度なのか。<br />民意と政治家の緊張関係から、その本質を問い直す。<br />