一九六〇?七〇年代に蜷川虎三、美濃部亮吉、黒田了一、飛鳥田一雄など個性的な首長を各地で擁し、脚光を浴びた革新自治体。<br />だが、現在では、「巨額の財政赤字をもたらした」というレッテルのみで語られがちだ。<br />本書は、革新自治体の台頭の背景から政治的取り組みまでを詳述し、その功罪も描く。<br />国政とも深く関係して躍進し、そして消えていった地方の左翼政権は何を残したのか。<br />現在の国政や地方自治を再考する試み。<br />