『論語』の研究は近年大きな転換期を迎えた。<br />竹簡資料が大量に古墓から発見され、成立や伝播について新たな解明が進んでいる。<br />本書では、『論語』の記述をわかりやすく解説するとともに、新知見や成立背景にも踏み込み、さらに深い理解をめざす。<br />読み過ごされてきた孔子の言葉についても積極的に考察を行った。<br />『論語』が後世に伝えようとしたことは一体何なのか。<br />通り一遍ではない、新たな古典の読みを提起する。<br />