文明が野蛮に転じ、嘘で動く世界にあって、日本と日本人はどこへ行くのか。<br />本書はグローバリズムを批判し、国民経済を重視する立場から、こうした問いに正面から向き合う。<br />東西さまざまな思想家の考えを紹介しながら、社会と人間の基本的なとらえ方について、わかりやすく、説得的に示していく。<br />進歩という発想と民主主義のあり方が限界を示し、ニヒリズムが世界をおおう危機の時代にあって、よく考えるためのヒントがここにある!