左遷という言葉は「低い役職・地位に落とすこと」の意味で広く用いられる。<br />当人にとって不本意で、理不尽と思える人事も、組織の論理からすれば筋が通っている場合は少なくない。<br />人は誰しも自分を高めに評価し、客観視は難しいという側面もある。<br />本書では左遷のメカニズムを、長期安定雇用、年次別一括管理、年功的な人事評価といった日本独自の雇用慣行から分析。<br />組織で働く個人がどう対処すべきかも具体的に提言する。<br />