18世紀末、コルシカ島出身の一軍人から皇帝にのぼった英雄ナポレオン。<br />父帝に憧れ軍功を焦るが、病のため夭折した2世。<br />二月革命を経て大統領に当選、その後クーデタで皇帝となった甥の3世。<br />帝政復興の期待を背負うも、英兵として赴いた戦地で落命した4世。<br />二組の父子、そして一族は栄華と没落という数奇な運命を辿る。<br />革命と激変の時代に「ナポレオン」はどう生き、民衆に求められたか。<br />ボナパルト家から近代史を読む。<br />