ある朝、息子が起き上がれなくなった――。<br />一児の母であり、ライターである著者は、息子の異変をきっかけに「起立性調節障害」の存在を知る。<br />思春期の子ども特有のこの耳慣れない病気について、医師や教師の理解も十分に進んでいない。<br />甘えだ仮病だといわれて苦しむ子どもは数知れず。<br />教育や医療の現場はどうなっているのか、ほかの患者や家族はどう病気と闘っているのか。<br />息子とともに病気を乗り越えた著者が綴る、オトナ必読の一冊。<br />