二〇一九年に「創部百年」を迎えた東大野球部は、日本野球のルーツというべき伝統を誇る。<br />戦火の中、沖縄に消えた英雄や、「赤門旋風」の主役たち、150キロ左腕宮台康平らへの徹底取材を通じて、謎を秘めた集団を解剖する。<br />野球の「本質」と、ひとつの目標に向かってひた走ることの「価値」を思い出させる渾身のルポルタージュ。<br />解説 桑田真澄