第二次世界大戦後、「パックス・アメリカーナ」は危機を迎える。<br />ソ連との対立、ベトナム戦争の泥沼化でアメリカの国際的地位は著しく低下した。<br />他方、国内では公民権運動、マイノリティの地位向上や女性解放の運動、ベトナム反戦運動など、社会変革を求める動きが活発化する――。<br />冷戦終結により唯一の超大国となったアメリカは、どこへ向かおうとするのか。<br />国内外の新たな試練にさらされる二〇世紀後半を描く。<br />