「ひきこもり」など周囲とのコミュニケーションがうまくとれない若者と、「ケータイ」でいつも他人とつながりたがる若者。<br />両者は正反対に見えるが、じつは成熟した大人になることを拒否する点で共通している。<br />これは「子ども中心主義」の家庭で育った結果といえる。<br />現代日本人は「人間らしさ」を捨て、サルに退化してしまったのか? 気鋭のサル学者による、目からウロコの家族論・コミュニケーション論。<br />