しゃれて気の利いたユーモアは、その場かぎりのものでなく、聞く人の記憶に長くとどまる。<br />気まずい場の雰囲気をたちまち明るくし、ときに、厳しい追及をさらりと受け流すのにも役立つ。<br />だが、ユーモアを発揮する側はもとより、それを感じとる側にも、洗練されたことばの感覚が必要である。<br />本書は、思わず頬がゆるんでしまうエピソードをまじえながら、その効用に光を当てる。<br />このレッスンには、教則本も近道もありません。<br />