奥州藤原氏は平泉を拠点として平安末期の東北地方に君臨した。<br />産金をもとに財をなし、京風の絢爛たる仏教文化を花開かせた。<br />初代清衡から三代秀衡へ、支配権はどのように伸長したのか。<br />秀衡の死後わずか二年で源頼朝に攻め滅ぼされたのはなぜか。<br />京都との関わりを軸に、百年の歴史を多角的に検証。<br />併せて、中尊寺金色堂に眠る歴代のミイラの学術調査結果も紹介する。<br />『蝦夷』『蝦夷の末裔』に続く東北古代史三部作完結編。<br />
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