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江戸城御庭番 徳川将軍の耳と目

徳川吉宗が八代将軍の座につくと、紀州藩士二〇五名を幕臣に編入、側近とした。
その中に将軍の耳や目となり活動する隠密の一団があった。
御庭番である。
彼らは表向き、将軍やその家族の身辺警備・取次などを務めたが、いったん命が下ると姿を変えて各地で情報収集に当たった。
のちにその家筋から幕政に重用される人材を生む。
本書は、厳格な統制と秘密保持をもって将軍に情報をもたらし、徳川権力を支えた御庭番を精密に考証する。




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