多くの共通点をもち、互いに影響を与えながら、二つの国で「日本人」「アメリカ人」はどう形成されるのか。<br />とりわけ摩擦の一因ともなっている‘個と集団’への意識はなぜ異なるのか。<br />子供観の検討、初等教育の比較から、著者は集団への同調行動の二つのモデルを見出す。<br />両国で教育をうけ、カルチャーショックと逆カルチャーショックに交互に見舞われた熱い体験と、初等教育の現場での冷静な観察から生まれた、日米比較への新鮮な視点。<br />