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認知症700万人時代の失敗しない「成年後見」の使い方

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認知症の親の財産管理、実家の片づけ、空き家問題、遠距離介護、相続、子に面倒をかけたくない親、子どものいない夫婦・おひとりさまの老後――お金・住まい・暮らしを守るために、「成年後見」を知らずに年はとれない時代です!認知症や知的障害、精神障害により判断能力が不十分になった人の財産管理や生活をサポートする成年後見制度。
毎年約1万人のペースで増加していますが、後見を必要とする人数はもっと多く、まだまだ利用は進んでいません。
しかし、2025年には認知症患者が700万人を超えるといわれ、家族や自分の「もしもの場合」にどう備えるかは、誰もが避けられない問題です。
制度利用が進まない理由の1つが、知識不足・情報不足による漠然とした不安です。
「悪い後見人に財産を騙し取られたら嫌だ」「手続きが面倒そう」といったマイナスイメージが先行していたり、そもそも後見が必要な状況であることに気づいていない場合も少なくありません。
一方で、預貯金口座の解約や不動産の処分などの際に慌てて後見人をつけたら、本人や家族の日常生活に不都合が生じてしまった……というケースも。
本書は、社会福祉士と行政書士の資格をもち、福祉と法律の両面から成年後見業務をおこなう著者が、ニュースなどで聞くけれど実はよく知らない「成年後見制度」について、わかりやすく解説。
「どんな場合に後見が必要なの?」「後見人は何をしてくれるの?」「後見人がつくと、本人や家族の生活はどう変わる?」「トラブルを防ぐコツは?」「自分の老後に備えて何をすればいい?」……メリットとデメリットを理解して、制度を有効活用するための方法を紹介します。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。
記載内容は印刷出版当時のものです。
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