いまだからこそ学ぶべき 日本軍の教訓
これまで語られてきたのは、「あの戦争のときはこんなに悪いことをした」という話ばかりであった。
しかし考えてみれば、日本軍とは、歴史上、日本人がつくりあげた最大の組織である。
たとえば、日本陸軍は、平時には兵員数20万人の規模だったが、最終的には547万人にまで急膨張している。
しかも戦争は、まさに「生き死に」の世界である。
だからこそ日本軍の歴史を紐解けば、日本だからこそなしえた成功事例、日本だからこそ陥りやすかった失敗事例のそれぞれが、極限まで突きつめられた形で残されているのである。
組織論から、参謀論、リーダー論、戦略論まで、虚心坦懐にみていけば、日本軍の中には日本人が組織をつくり、アクション的に行動しようとしたときに参考にすべき教訓が山ほど隠されている。
それを読み取れるかどうかが、これからの日本の成功と失敗とを分ける大きな違いになるだろう。
いま改めて検証する、必読の「日本軍」の教訓である。
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