しつけの知恵 手遅れにならないための1の必須講座
本書の著者は、改めていうまでもなく、「頭の体操」で一世を風靡した多湖輝氏である。
多湖氏は、「頭の体操」によって、売れっ子心理学者となったが、じつは氏にはもう一つの顔がある。
それは、千葉大学付属小学校の校長を務めた、教育者としての顔である。
本書は、その「教育者・多湖輝」と「心理学者・多湖輝」の両面から、子どもをよい子に育てるための「しつけ」について書かれたものである。
したがって、100項目に及ぶ「しつけのヒント」の一つ一つは、子どもの心理を上手く利用した、効果的なものばかりである。
たとえば、転んで痛がっている子どもには、「痛かったでしょう」ではなく「痛くないわね」と応じる。
重大な注意ほど、ふだんより低い声で応じる。
存分にマンガを読ませれば、マンガを読まなくなる、といった具合だ。
よい子を育てるにはちょっとした工夫が必要なもの。
子育てに悩むお父さん、お母さんに贈る「しつけのバイブル」である。
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