この言葉! 生き方を考える5話
人は、どんな言葉と出会うかによって人生観、世界観が大きく左右される。
迷いを断ち切る言葉、知恵を授けてくれる言葉、心を癒す言葉……。
本書は、古今東西の寓話、聖典、思想家、詩人らの一言一句を題材に、人間の本質について思索をめぐらせたエッセイ集である。
仏陀「犀の角のように、ただ独り歩め」、ゲーテ「人間は、努力するかぎり迷うものだ」といった格言的な言葉をはじめ、石川五右衛門「世に盗人の種は尽きまじ」、ゴーゴリ「諸君、この世は退屈だ!」といった異色の名言も登場。
それぞれの言葉を掘り下げると、「権威や地位」「人生の愉しみ方」「善と悪の選択」「死への準備」といったテーマが見えてくる。
世の常識に冷や水を浴びせつつ、読者を「ことばの深淵」に誘い込む。
「言葉はたんなる記号、ただの道具ではない。
まさに人生の糧である」という著者の思いが伝わってくる内容である。
人生の原点を見直し、新しい発見へと導く珠玉の五十編。
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