上品な人、下品な人
集合写真では、いつもちゃっかり中央にいる。
タクシーに同乗しても、料金は一切負担しない。
仕事の責任は逃れて、手柄だけはしっかり奪う。
会社の利益ばかり強調する。
「自慢じゃないが……」と言って自慢する。
「ちょっとだけ……」と言って平気でプライバシーを侵害する。
偉い人に挨拶をする姿を周囲に見せつける。
電車やレストランなど、人前で化粧をする。
異性をジロジロみる。
若者に説教をしたがる。
取ってつけたような一点豪華主義ファッション。
試食の「はしご」をする。
フランス料理店で「おしぼり」を注文する。
目一杯おしゃれをしても、足下で「はしたなさ」が露呈する。
品よく振る舞っていても、つい、いつもの癖が出て、傍からは下品に映ってしまう。
あなたの周りにもそんな「裸の王様」がいるだろう。
本書は、ビジネスから恋愛まで、巷にあふれる無作法の実例を挙げつつ、気品ある振る舞い方を考察。
人のふり見て我がふり直すための気品学。
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