日本史未解決事件ファイル 「聖徳太子架空人物説」から「西郷隆盛生存説」まで
歴史とは、過去に生きた人々が、現在に残した推理小説のようなものとはいえないだろうか。
史料という「証拠」をもとに、その小説の謎解きをする探偵は、歴史の研究者たちということになる。
ところが、歴史にも難事件がある。
謎解きの根拠となる史料が不足していたり、諸説さまざまで正しい史料と断定できないなど、要因もさまざまだ。
たとえば、坂本龍馬は京都・近江屋で暗殺された。
しかし、この事件の犯人は今も不明のままだ。
新撰組か京都見回組か。
研究者、歴史作家が「真犯人」を探しているが、未だにわからない。
わずか百数十年前の事件でも真相がわからない。
ましてや千数百年前の古代史での事件なら、わからないことだらけ。
そこが想像をたくましくできる、歴史の面白さというものだ。
本書では、未だ決着をみない歴史上の事件、迷宮入り(?)に近い事件を74話収録。
大胆な推理に挑戦してみた、歴史ファン垂涎の読み物である。
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