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神社の由来がわかる小事典

現在わが国の神社総数は十一万余。
そのうち、神社本庁管轄の宗教法人は約八万を数える。
しかし、神社には二つとして同じものはない。
「お稲荷様」「八幡様」「天神様」の名で親しまれる各神社も、祭神は同じだが、由来、祭り、建築物などはそれぞれ異なっている。
日本人にとって八百万の神々とは何か。
神社はいかに生活に溶け込んだのか──。
本書では、その起源、御利益、社格の違いなどをわかりやすく解説する。
なぜ「神社」を「杜(もり)」と呼ぶのか。
「万葉集」では、神社の二文字を「もり」と読んでいるという。
あるいは、「神宮」「神社」「大社」の違いを知っているだろうか。
本来、「神宮」といえば皇祖神天照大神を祀る伊勢神宮だけを指す。
そして「大社」とは、代表格の神を祀る神社のことである。
さらに、「注連縄(しめなわ)」「堅魚木(かつおぎ)」「狛犬(こまいぬ)」とは何か。
なぜお祭りで御神輿をかつぐのか……。
神道学の碩学が、太古より伝わる神の道を解き明かす。




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