吉本隆明と柄谷行人
戦後日本の思想界をリードし、いまなお多大な影響を与えつづけている吉本隆明(一九二四?)と柄谷行人(一九四一?)の思想を読み解く。
二人は互いに真っ向から批判を応酬していたが、思索の領域は驚くほど通底し、重なり合っていたのではないか。
個とは何か、意味とは何か、システムとは何か――吉本の三大著作『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』を読み解き、『隠喩としての建築』『探究I・II』『トランスクリティーク』などから柄谷行人の試みを丹念に追う。
いまなお仰ぎ見られる現代思想の可能性、限界に迫る。
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