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凛とした日本人 何を考え、何をすべきか

この度の大震災は、多くの日本人に自らを見つめ直す契機をもたらしたと思う。
危機が、さまざまな立場の日本人の‘地金’を炙り出した。
私たちは高位高官の情けない言動を見せられた。
と同時に、多くの無名の日本人の見事な振る舞いを知った。
この震災で日本は物質的には多くの物を失い、「日本には何でもある」という状況ではなくなった。
しかし、間違いなく「希望」はあるのだ。
崖っぷちに立たされていても、そこから押し返していける力が日本にはあると私は信じている。
人間は誰でも、あらかじめどんな時代の、どんな国の、どんな両親のもとに生まれてくるかを選べない。
運命というものがある。
その運命の中でいかに生きるか。
台湾で日本人として生まれ、齢七十を超えて改めて日本人となった私――それをいかに受け止め、生きていくか。
私は、凛として生きたいと思っている。
(著者/「あとがきに代えて」より抜粋)




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