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新版 決然たる政治学への道

本書の前提は、いわゆる「永田町の政治」と、日本の政治学者たちの考えている政治は、西欧で通用している「政治」と似て非なるものであるということである。
そして、この日本の「政治」と欧米の「政治」が食い違っていることが、人間の知性にとって不健全な状態なのだ、と憂慮する人が日本には少ない。
政治学者たちでさえも、仕方がないこととして諦めてしまっている。
このことが、日本人の国際政治理解を難しいものにしてしまっているのである。
そこで、本書では、西欧とは食い違っているこの国の「政治のコトバ」を、もともとの意味に解釈して読み替え、その上で、「世界基準に合った日本の政治学への道」を考える。
著者の代表的著作である『属国・日本論』の下敷きとなった思想が満載された貴重な一冊を、装い新たに復刊。




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