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会津論語 武士道の教科書「日新館童子訓」を読む

幕末の会津藩が、滅びてまで守ろうとした精神とは何か? じつは「会津藩家訓」のほかに、会津藩士の内面に深く浸透していた書物がある。
『日新館童子訓』――‘会津論語’ともよばれ、「人間のあるべき姿」を具体的な逸話によってやさしく説いた本書は、中興の5代藩主・松平容頌自らが筆をとったもの。
ときの名家老・田中玄宰は、その内容に感銘し、若き子弟の「教科書」として藩校教育に採用したのだった。
会津研究の第一人者たる作家が、達意の筆で『日新館童子訓』を口語訳し、注と解説を施した一冊。
儒教を深く修めた容頌らしく、楠木正成の言動や領内庶民の善行までを顕彰し、「忠・孝」の大切さを繰り返し説く。
それは、かつての日本人が持ち、現代日本人が喪った「心の美徳」に他ならない。
昭和初期の最晩年、取材に応じて本書の一節を平然と諳んじた会津女性がいた。
新島八重その人である。
知られざる名著の神髄が蘇る。




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