オレは修羅場を踏んできたと大物ぶる者、過ちを認めずに開きなおる者、弱音を吐いて同情を誘う者、仲間が集まると急に気が大きくなる者――自分に酔って恥じることなき懲りない人々。<br />「自分」という酒にうっとりするためなら、他人の感情なんて気にせず平気で蹴落とす。<br />なぜなら自分は特別なのだから、と妄想的なのぼせ酔い。<br />なにを根拠にそこまで下品になれるのか。<br />先に酔った者勝ちだといわんばかりに、ますますオダをあげる彼らとどうつきあうか。<br />他人の’酔態’見て、わが’酔態’直せ! 現代「自己陶酔」白書。<br />