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マクロ経営学から見た太平洋戦争

開戦時の1941年、日米の経済格差は、GNP比にして約13倍、石油生産量は721倍に及んでいた。
その大国に対して、総力戦を挑んだ大日本帝国の指導者たち。
彼らはあの戦争にいかなる幻影を見たのか。
「富国強兵」をスローガンとしていたものの、国の実力からしてそのこと自体が自己矛盾でしかなかった。
自給自足な物的資源、効率的な経済制度などの前提条件を決定的に欠いていた日本は、「八紘一宇」という蜃気楼の旗印の下で、「貧国弱兵」への道を必然的に歩むことになったのである。
泥沼化する中国大陸、自壊する陸海軍、「統率の外道(げどう)」としての特攻……。
すべては国家経営の原則をわきまえない無謀な賭けだった。
当時、海軍の一航空隊員であったエコノミストが、戦時中の日米経済格差を生産力、輸送力、開発力などから徹底的に比較検証。
矛盾に満ちた狂気の歴史を再照射する。
日本はなぜ敗れたのか。
戦後60年の節目に、改めて問い直す渾身の大作。




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