明るいニヒリズム
「一瞬一瞬、宇宙の総体は消え続けているのであり、持続してあるかのようなものは観念の集合であって、人間が言語によって拵え上げた架空物なのである。
過去は「ない」のであるから、私が死んだ「あと」ビッグバン以来の一五〇億年に及ぶ「客観的世界」が広がっているわけではない。
(中略)私はいずれ死ぬであろう。
そして、何も失わないであろう」(本文より)。
過去もない。
未来もない。
哲学を突き詰めたとき仄見える、清潔であっけらかんとした世界を精密に描く。
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