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日本人の暮らしのかたち

遠い昔から、ずっと日本人の暮らしと共にあったものたち。
――火鉢、下駄、手拭い、提灯、屏風から、井戸、水車、濡れ縁、露地などである。
これらのものが、私たちの生活の中から消え去って久しい。
確かに、戦後になって生活様式は急速に西洋風化し、日々の暮らしは便利になった。
しかし、そうなっていく中で、私たち日本人は、何か大切なもの、暮らしの実感や味わいを無くしてきたのではないのか? という問いかけの書である。
たとえば火鉢。
現代のエアコンに比べてはなはだ効率の悪い暖房器ではあったが、それが消え去ることで、冬の夜のコミュニケーションも失われてしまった、と著者は言う。
伝統や文化、しきたりとは、捨てては拾い、失っては求めるというプロセスを経て、次代へ受け継がれていくものであろう。
本書で採り上げられた23の「失われたものたち」が、読者に、日本人のあるべき「暮らしのかたち」を考える機縁を与えてくれるにちがいない。




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