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統帥綱領入門 会社の運命を決するものはトップにあり

日本陸軍の将官と参謀のために‘軍の統率’のあるべき姿を説いた作戦指導書――統帥綱領。
わが国古来の伝統のうえに、日清・日露の両戦役、第一次大戦など世界各国の戦訓や軍事書を加味したもので、日本人の体質に最も適応したと言うべき兵書である。
その示唆するところは、兵書のみならず優れた経営書、人生哲学書としても名高い。
本書は、明治生まれの陸軍参謀(中佐)で、戦後は‘兵法経営論’を確立して企業経営者から絶大な支持を受けた著者が、統帥綱領・統帥参考・作戦要務令の要点を、古今東西の戦史を繙きつつ‘社長学’の観点から解説する。
「統帥(大軍の指揮)とは方向を示して、後方(補給)を準備することである」「指揮とは、決心を準備し、決心し、決心を実行に移す作業」「先制は部下に対しても必要なり」「敵が決戦の意図を持っている限り、結局、これを避けられるものではない」など、難局を打開するトップの心得を凝縮した珠玉の一冊。




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